倒産速報記事

株式会社てるみくらぶ

旅行業
発券トラブルで多数の消費者に被害の格安海外旅行会社
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:986923140

負債151億円

「東京」 (株)てるみくらぶ(資本金6000万円、渋谷区渋谷2−1−1、代表山田千賀子氏、従業員130名)は、3月27日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は柴原多弁護士(千代田区大手町1-1-2、西村あさひ法律事務所)ほか。破産管財人は土岐敦司弁護士(港区虎ノ門4-3-1、成和明哲法律事務所)。本件に関する問い合わせ窓口は03-3499-7555<平日の10時〜17時>。

 当社は、1998年(平成10年)12月に設立され、自社サイト「てるみくらぶ」を利用した海外主体の一般旅行業を手がけていた。インターネットによるオンライン予約事業を中心に、ハワイ、グアム、サイパン、韓国、台湾などの一都市滞在型海外パッケージツアーを展開。格安旅行会社として一定の知名度を有し、札幌、名古屋、大阪、福岡に営業所を構えるほか、ハワイ、グアム、韓国などに現地法人を設立するなど業容を拡大させ、2011年9月期には年売上高約134億2400万円を計上。近年は、ヨーロッパ旅行やクルーズ旅行など付加価値の高い商品を提供するほか、積極的な広告展開も功を奏し、2016年9月期の年売上高は約195億円に達していた。

 しかしこの間、対面販売や添乗員の増員等で人件費が増加していたうえ、積極的な広告出稿にともなう販管費負担のほか、円安の影響も重なり利益率は悪化、余裕のない資金繰りが続いていた。このため取引先への支払条件の変更等で繰り回していたが、3月24日になり突然、旅行ツアーの航空券が一部発券できなくなり、一部のツアー催行を中止するなど複数のトラブルが表面化。取引先に対する支払遅延も発生するなか、当座の資金繰りのメドも立たず、事業継続を断念した。

 申請時の負債は約151億円(このうち一般旅行者に対する債務は約3万6000人に対して約100億円にのぼる)。

 なお、旅行業者の倒産としてはリーマン・ショック後最大となる。

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