倒産速報記事

株式会社ニュートンプレス

科学雑誌「Newton」で知られる中堅出版社
民事再生法の適用を申請
TDB企業コード:982675867

負債20億円

「東京」 (株)ニュートンプレス(資本金4億9000万円、渋谷区代々木2-1-1、代表高森康雄氏、従業員35名)は、2月20日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令および監督命令を受けた。

 申請代理人は三村藤明弁護士(港区元赤坂1-2-7、アンダーソン・毛利・友常法律事務所、電話03-6894-6099)。監督委員は長島良成弁護士(千代田区五番町5、長島良成法律事務所、電話03-5276-1321)。

 当社は、1974年(昭和49年)10月に設立。81年に月刊科学雑誌「Newton(ニュートン)」を創刊以降、同誌に特化した経営を行っていた。「Newton」は国内でも数少ない科学をテーマにした雑誌として、主に取次業者を介して販売。豊富なイラスト、分かりやすい説明を特徴に、男性を中心とした幅広い年齢層の読者から支持され、反響のあったテーマは別冊ムックとして出版していた。また、アジアを中心に海外でも版権収入を得るなど、2011年9月期には年売上高約17億600万円を計上していた。

 しかし、近年の出版不況のほか、ヒット企画に恵まれなかったこともあり販売部数は減少。販売先を絞ったこともあって、2016年9月期の年売上高は約12億2800万円にダウン、約1600万円の最終赤字を計上していた。さらに同期より関連会社が販売しているタブレット向け「英語版および日本語版Newton」や「Newton理科教材」の開発向け貸付金(約23億6000万円=販売不振により返済凍結状態)が仮払金として計上されたほか、前代表の高森圭介氏が12月27日で代表を辞任し(同時に子息で取締役の高森康雄氏に代表権が付与)、動向が注目されていた。そうしたなか、2月17日に学習教材の開発名目で許可無く出資を募り、定期購読者に現金を送らせたとする出資法違反容疑で高森圭介氏と当社管理部長の2名が山口県警に逮捕される事態が発生、自主再建を断念した。

 負債は債権者約600名に対し約20億円だが、現在調査中であり、その後に変動している可能性が高い。

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