レポートストロングサトウ株式会社

「東京」　ストロングサトウ（株）（資本金2800万円、港区赤坂3-13-5、代表佐藤強氏）は、9月2日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は岩崎文裕弁護士（港区芝大門2-4-18、米川総合法律事務所、電話03-6450-1280）。債権届け出期間は9月30日までで、財産状況報告集会期日は11月27日午前11時。

　当社は、1981年（昭和56年）1月に代表個人で赤坂にて屋台ラーメン店として開業したものを、88年（昭和63年）12月に法人改組。当社が経営する「赤坂ラーメン」は、屋台当時から行列ができる人気店として有名で、代表の佐藤強氏も「TVチャンピオン・ラーメン職人選手権」などのテレビ番組にも出演するなど相応の集客力を有し、99年9月期には年売上高約4億2500万円を計上していた。

　この間、赤坂の本店のほか、FC店として都立大学駅前店、渋谷店、駒沢店、上高井戸店、秋田店などを出店。台湾、韓国にも出店していたが、近年は近隣ラーメン店との競合激化などから売り上げが減少。2014年9月期の年売上高は約9000万円にまで落ち込むなか、事業を別会社に譲渡したうえで当社については今回の措置となった。

　負債は債権者約20名に対し約4200万円。

　なお、関係会社の（有）エスニックフーズ（資本金300万円、目黒区、同代表）も同日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けている。

　また、事業譲渡後の「赤坂ラーメン」（本店）は現在も通常通り営業している。