ディーエスケー株式会社

「東京」　ディーエスケー（株）（資本金1億円、新宿区上落合2-29-1、代表大澤利章氏）は、11月30日付で事業を停止し、事後処理を中島英樹弁護士（千代田区麹町4-5-10、四ツ谷法律事務所、電話03-3512-0150）に一任した。今後は、自己破産を申請する意向。

　当社は、1987年（昭和62年）1月に設立され、大学受験予備校を展開していた。首都圏、上信越、東海、関西などを主なエリアとして、「DSKパーソナルスクール」「エスト」などの教室名で、ピーク時には約40の教室を運営、2000年3月期の年収入高は約39億3900万円を計上していた。

　しかし、その後は少子化や同業者との競合激化などから受講生数は年々落ち込んでいた。この間、教室の閉鎖やそれに伴う人員削減などの固定費圧縮で立て直しを図ったものの、2014年3月期の年収入高は約7億9900万円にまで減少、損益面は4期連続で赤字計上を余儀なくされていた。

　負債は2013年3月期末時点で約6億6930万円だが、その後に変動しており、詳細は現在調査中。

　なお、当社が運営していた教室の一部は当社から切り離されたうえで、現在も運営されている。