レポート株式会社韓流百貨店

2014/05/08

TDB企業コード:988848035 東京都新宿区 新大久保で人気の韓流ショップ「韓流百貨店」を運営 民事再生法の適用を申請 負債3億4218万円

「東京」 (株)韓流百貨店(資本金4000万円、新宿区百人町1-7-15、登記面=新宿区大久保2-2-12、代表金徳洪氏)は、4月21日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は尹徹秀弁護士(新宿区四谷1-5-6、電話03-6457-4301)。監督委員は早川学弁護士(千代田区丸の内2-6-1、電話03-5223-7748)。

 当社は、2005年(平成17年)4月に(有)KIM’S CLUBの商号で設立。その後、2012年3月に(有)韓流百貨店に商号を変更。同年4月に株式会社に組織変更した。当初は飲食店向けに韓国食品の卸業務を手がけていたが、2008年11月にJR新大久保駅から徒歩1分の場所に新大久保エリア最大規模の韓流ショップ「韓流百貨店」(新大久保本店)、さらに2010年4月に横浜中華街店をオープン。韓国人タレントのポスターや文具、ストラップなど各種グッズのほか、韓国食材、化粧品、音楽CDなどの販売を手がけ、韓流ブームに乗って業容を大幅に拡大。2012年1月期には年売上高約16億1900万円を計上していた。

 しかしその間、2011年11月には新大久保店を上回る売り場面積の韓流ショップが近隣にオープンするなど、同業店との競合が激化し、2013年1月期の年売上高は約11億3800万円にダウン。韓流ブームがピークを過ぎるなか、自主再建を断念した。

 負債は債権者約49名に対し約3億4218万円。