レポート

株式会社菱山洋紙店など4社

2013/03/04

TDB企業コード:430227491 静岡県浜松市東区 和洋紙卸 事業停止、弁護士に一任 負債30億円

「静岡」 (株)菱山洋紙店(資本金5000万円、浜松市東区下石田町1850-5、代表内山智一朗氏)と関係会社である(株)丸二紙店(資本金3000万円、静岡市清水区石川71、同代表)、(株)内山紙店(資本金1500万円、浜松市東区下石田町1850-5、同代表)、(株)渥美屋紙店(資本金1000万円、浜松市東区下石田町1850-5、同代表)の4社は、2月28日に事業を停止し、事後処理を佐々木成明弁護士(浜松市中区板屋町522、電話053-455-0727)ほかに一任した。今後については、グループの財務諸表等を精査したうえで、再建型手続きを取ることが可能か検討中。

 (株)菱山洋紙店は、1950年(昭和25年)5月創業、2004年(平成16年)10月に法人改組した和洋紙卸売業者。業歴62年余りを有する老舗紙問屋であり、販促物チラシやカレンダー、自治体の刊行物などに使用される和洋紙の卸売りを主体とするほか、紙類の加工請負も手がけ、長年の業歴を背景に地元大手印刷会社を中心に営業基盤を築いていた。

 M&Aにも積極的で、2009年6月には(株)丸二紙店、2011年2月には(株)内山紙店、同年9月には(株)渥美屋紙店を相次いで買収。いずれの企業とも得意先が重複する部分が少ないことも寄与して、2012年8月期には年売上高約40億9100万円を計上していた。

 しかし、関係会社の仕入れを一本化したことで運転資金需要が急増。金融機関や代表親族などからの借り入れで凌いできたものの、積極的なM&Aによる買収資金、不動産購入資金、関係会社に対する貸付金などによる借入負担が重く、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。

 負債は、(株)菱山洋紙店が2012年8月期時点で約25億円。4社合計では負債約30億円だが、今後変動する可能性がある。