レポート株式会社プレノン・アッシュ

2013/02/25

TDB企業コード:984241481 東京都港区 映画版権販売・配給・製作 尖閣諸島問題で映画「一九〇五」の製作が事実上頓挫 破産手続き開始決定受ける 負債6億4300万円

「東京」 (株)プレノン・アッシュ(資本金8000万円、港区北青山2-7-26、登記面=港区南青山3-10-17、代表宇都宮弘子氏ほか1名)は、2月20日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は若林眞弁護士(千代田区神田錦町3-12-10、電話03-5282-7121)。債権届け出期間は3月21日までで、財産状況報告集会期日は5月17日午後3時30分。

 当社は、1988年(昭和63年)2月創業、91年(平成3年)3月に法人改組した映画の版権販売、配給・製作会社。台湾など外国映画を中心とした配給を手がけ、2006年10月期の年収入高は約1億5000万円を計上。直近では『スープオペラ』(2010年公開、出演坂井真紀ほか)の配給を手がけたものの、案件の減少から2011年10月期の年収入高は約5000万円となっていた。

 こうしたなか、2012年に当社が企画、製作を手がけ、香港出身の俳優トニー・レオン、松田翔太、前田敦子を主演とする1905年の横浜を舞台とした『一九〇五』(いちきゅうぜろご、黒沢清監督)の、日本・中国の共同製作が決定。当社と松竹(株)が共同配給する予定で、同年11月からのクランクイン、2013年秋の全国公開を予定していたが、尖閣諸島問題の発生から同映画製作が事実上頓挫し、資金繰りがひっ迫。今回の措置となった。

 負債は債権者約129名に対し約6億4300万円。