レポート株式会社健康医学社

2012/10/19

TDB企業コード:982500904 東京都港区 黒酢健康食品の製造販売 破産手続き開始決定受ける 負債77億円

「東京」 (株)健康医学社(資本金7200万円、港区芝1-14-4、代表黒岩裕勇起氏、従業員47名)は、8月7日に債権者より東京地裁へ破産を申し立てられていたが、10月17日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は笠井直人弁護士(中央区銀座3-11-18、電話03-3546-2033)。債権届け出期間は11月21日までで、財産状況報告集会期日は2013年2月4日午後1時30分。

 当社は、1937年(昭和12年)3月創業、67年(昭和42年)7月に法人改組した黒酢健康食品・健康機器の製造販売業者。76年に鹿児島県霧島市に開設した「国分工場」で製造された黒酢を原料とした瓶詰め黒酢、黒酢エキス、黒酢エキスソフトカプセルのほか、吸玉療法式の健康機器「バンキー」などを扱い、全国の代理店・特約店を経由して個人向けに販売。会員(年会費2300円)向けの月刊誌発行なども行い2006年9月期には年売上高約14億2000万円を計上するなど、黒酢メーカーとしてはパイオニア的な存在だった。

 しかし、ここ数年の同業他社との競合品に押され、会員数も激減。競争激化による収益性の悪化や販売不振に歯止めがかからず、2011年9月期の年売上高は約7億6000万円に減少、収益性に乏しい状態が続いていた。この間、年利5%以上の高配当をうたって鹿児島工場内にあるとする温泉の鉱泉権を販売するなどして一般投資家から資金を集めていたが、配当金の支払いが滞納。このため、一部投資家が「被害者の会」を結成し、損害賠償請求を集団で提訴していたうえ、当社に破産を申し立てていた。

 負債は債権者約1900名に対し、約77億円(うち被害者数は約700名、被害金額は約70億円)。