レポート株式会社鈴木産業

2012/06/26

TDB企業コード:180514417 福島県双葉郡 福島原発メンテナンス業者向け機械・工具販売 福島原発・警戒区域ではじめての倒産 破産手続き開始決定受ける

「福島」 (株)鈴木産業(資本金2000万円、福島県双葉郡富岡町本岡字新夜ノ森485-4、代表鈴木賢司氏)は、6月13日に福島地裁いわき支部より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は鍛冶大輔弁護士(福島県いわき市平字南町21-2、電話0246-68-6485)。債権届け出期間は8月10日までで、財産状況報告集会期日は9月12日午後1時30分。

 当社は、1979年(昭和54年)8月に設立。東京電力福島原子力発電所のメンテナンス業者および青森県上北郡六ヶ所村の核燃料再処理施設関連業者向けに、電気ドリル、インパクトレンチ等の工作機械、工具、配管材料などを販売。95年に青森営業所(六ヶ所村)を開設し、2001年7月期には年売上高約5億8200万円をあげていた。

 しかし、その後は低調な受注推移となり、2009年7月期の年売上高は約3億8300万円にダウン。こうしたなか、昨年3月に東日本大震災が発生。直後より本社を置く富岡町は全域が立ち入り禁止の警戒区域となり、事業継続が困難な状態となっていた。

 負債は調査中。