レポート

福岡スプリットン工業株式会社

2012/04/02

TDB企業コード:810150200 福岡県鞍手郡 北九州地区トップクラスのコンクリート製品メーカー 民事再生法の適用を申請 負債37億3400万円

「福岡」 福岡スプリットン工業(株)(資本金4580万円、鞍手郡小竹町勝野3119、登記面=北九州市門司区丸山1-20-7、代表中島祥次郎氏、従業員80名)は、4月2日に福岡地裁小倉支部へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は柴田耕太郎弁護士(福岡市中央区大名2-12-9、電話092-737-3666)ほか1名。

 当社は、昭和産業(株)(鞍手郡小竹町、2007年4月解散)のスプリットンブロック製造部門を分離し、1972年(昭和47年)5月に設立。土木工事に用いられる擁壁などの建築用ブロックをはじめ、道路舗装や歩道敷き用のインターロッキングブロック、U字溝や縁石などのコンクリート製品を製造し、順次工場を拡張。大手ゼネコンや舗装工事業者などを得意先に、97年4月期は年売上高約42億3000万円を計上、北九州地区トップクラスのコンクリート製品メーカーに成長していた。

 その後しばらく、年売上高は40億円前後で推移していたものの、公共工事の削減に伴う土木工事の減少で2005年4月期の年売上高は約30億4100万円に落ち込み、収益も低迷。打開策として、関係会社の再編やコストダウン、不動産売却などで財務体質の改善を図る一方、OEM(相手先ブランドによる生産)受注の獲得や、環境保全型ブロックなどの新商品開発を進めていた。しかし、その後も減収に歯止めがかからず、2010年4月期の年売上高は約24億3400万円にまでダウン。取引金融機関からDDS(デット・デット・スワップ、債務の劣後ローン化)や返済猶予による支援を受けていたが、支えきれず、自主再建を断念した。

 負債は約37億3400万円。