レポート

小川テント株式会社

2011/11/01

TDB企業コード:985083108 東京都江東区 テントメーカー大手 続報 破産手続き開始決定受ける 負債48億7600万円

「東京」 既報、小川テント(株)(資本金6000万円、江東区福住1-14-7、代表新宮豊雄氏)は、10月31日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産手続開始決定を受けた。

 破産管財人は阿部信一郎弁護士(千代田区永田町2-13-10、電話03-5157-2700)。

 当社は、1946年(昭和21年)3月設立の大手テントメーカー。戦時中、軍納の縫製加工で発展した小川工業から終戦後の従業員の救済のため、同社の設備類の一部を譲り受け設立したもの。防衛省や地方自治体のほか、民間向けにもイベントスペース等商業施設の天幕やスポーツ施設のドーム、テント倉庫などの大型構造物の建設を手がけるほか、オイルフェンスなどの海洋土木用品、自動車カバーなどの自動車用品、保冷ボックスなどの物流資材、救護用テントやタンカ、各種テント等の販売を行い、92年3月期末時点の年売上高は約119億9800万円を計上していた。

 しかし、92年に相次いで3工場が稼働。本社ビル購入の借入金もあり、多額の有利子負債が収益を圧迫していた。工場の統廃合や事業の一部譲渡、不動産の売却などのリストラを進めていたが、2011年3月期の年売上高は約40億4900万円にまで減少。厳しい資金繰りを強いられていたが、支え切れず今回の事態となった。

 負債は債権者数323名に対し約48億7600万円。