レポート株式会社ペー・ジェー・セー・デー

「東京」　（株）ペー・ジェー・セー・デー（資本金4億7500万円、渋谷区神宮前5-34-11、代表野田憲男氏）は、5月18日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。

　申請代理人は佐藤明夫弁護士（港区南青山3-13-18、電話03-5770-8282）ほか3名。調査委員には矢島匡弁護士（中央区八重洲1-6-17、電話03-3272-4066）が任命されている。

　当社は、1999年（平成11年）7月の設立。ソープ、化粧水などスキンケア用品の通販事業を展開していた。「朝のためのソープ」、「夜のためのソープ」など比較的高価格帯の商品を揃えて、ネット販売を中心に新聞、雑誌等での通販も手がけ、2007年3月期には年売上高約16億円を計上していた。

　しかし、近年は消費不況下で次第に業容が縮小、2009年3月期の年売上高は約13億円にとどまり、借り入れ負担も高まっていた。こうしたなか、今年2月に貸付金の返済が滞っていたことなどから取引先より破産を申し立てられる事態となり、これに対抗するため今回の措置となった。

　負債は2009年11月末現在で約34億9700万円。