レポート

株式会社出雲空港カントリー倶楽部

2010/02/05

TDB企業コード:690103731 島根県簸川郡 ゴルフ場「出雲空港カントリー倶楽部」経営 民事再生法の適用を申請 負債71億7200万円

「島根」 (株)出雲空港カントリー倶楽部(資本金3億3700万円、簸川郡斐川町学頭3738-1、代表吉田稔氏、従業員30名)は、2月5日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けた。

 申請代理人は服部弘志弁護士(東京都港区虎ノ門1-13-3、電話03-3580-0123)ほか3名。監督委員は辺見紀男弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)。

 当社は1992年(平成4年)10月に設立され、初代代表には当時の斐川町長が就任した。94年7月より総工費87億7000万円を投じ、97年8月にオープンしたゴルフ場「出雲空港カントリー倶楽部」(島根県簸川郡、18H)の経営を手がけ、2002年3月期には年収入高約4億7200万円を計上、2003年度までは年間3万人台の入場者数を確保してきた。

 しかしその後は、個人消費の低迷などから入場者数は減少。一方で2004年12月から順次始まっていた預託金償還にあたり、10年間延長の要請を行ってきたものの、一部の会員から返還訴訟を起こされるなど資金繰りが悪化。今回の措置となった。

 負債は預託金約58億1505万円(会員数1125名)を含む約71億7200万円。

 なお、スポンサーには(株)市川ゴルフ興業(東京都練馬区)が選定されている。