レポート

イー・エル・エス・ジャパン株式会社など2社

2009/12/18

TDB企業コード:986913321 東京都渋谷区 英会話スクールの運営受託 破産手続き開始決定受ける 負債10億900万円

「東京」 イー・エル・エス・ジャパン(株)(資本金1億円、東京都渋谷区代々木2-9-2、代表倉品等氏)と関係会社のグローバルヴィジョン(株)(資本金3億9719万円、同所、同代表)は、12月11日に東京地裁へ自己破産を申請し、同月16日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は、大塚正和弁護士(東京都中央区日本橋兜町7-16、電話03-3249-1081)ほか2名。

 破産管財人は、安藤信彦弁護士(東京都千代田区永田町2-14-3、電話03-3597-7700)。債権届出期間は2010年1月20日までで、財産状況報告集会期日は同年3月30日午前10時。

 イー・エル・エス・ジャパン(株)は、米国ベルリッツ・インターナショナルと三共トレ-ディング(株)(札幌市中央区)の出資により1998年(平成10年)10月に設立(出資はその後グローバルヴィジョン(株)が100%保有)。米国法人のELSエデュケーショナルサービシズ社とのフランチャイズ契約により、ELSメソッドを用いた英語学校の運営を手がけていた。英語専攻、留学専攻、ビジネス・就職専攻のコースをもうけ、全日制で短期集中して英語力を身につける英語本科を中心に、平日夜間や土日を活用する英語専科、TOEICやTOEFLの資格取得に特化した資格特科といったプログラムを設定、レベル別にオリジナルテキストを導入するなど独創性を持たせていた。新宿や札幌、名古屋、福岡に「ランゲージセンター」を開設し、2007年12月期は年収入高約14億4100万円を計上していた。

 しかし、リーマン・ショック以降、一般企業の経費削減による受講者数の減少や、一般の受講生においても受講を見送るケースが増えたことで2008年12月期の年収入高は約12億9000万円に落ち込んでいた。2009年12月期に入っても景気悪化の影響から受講生の減少に歯止めがかからず、5月ころより支払いの遅れが発生するなど資金繰りがひっ迫していた。本店を移転し経費負担の軽減に努めていたものの、奏功せず事業継続を断念した。

 グローバルヴィジョン(株)は、2005年(平成17年)8月にグループの組織再編を目的に設立。イー・エル・エス・ジャパン(株)に100%出資していた持ち株会社。

 負債は、イー・エル・エス・ジャパン(株)が債権者207名に対し約9億1500万円、グローバルヴィジョン(株)が債権者15名に対し約9400万円、2社合計で約10億900万円。