レポート

株式会社安藤鉄工建設

2009/12/17

TDB企業コード:150090976 秋田県能代市 建築用鉄骨製造 民事再生法の適用を申請 負債77億5000万円

「秋田」 (株)安藤鉄工建設(資本金2000万円、能代市能代町字中川原26-706、代表安藤祐一氏、従業員105名)は、12月17日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 当社は、1946年(昭和21年)5月創業、72年(昭和47年)12月に法人改組した。建築用鉄骨製造を主体に、そのほか鋼構造物設置工事などを手がける、最高位のSグレード認定業者。主に大型建築物に使用されるアーチ型などの曲げやひねりを加えた三次元大スパン鉄骨構造と呼ばれる高い鉄骨加工技術を必要とする物件の受注を得意として、サッカーワールドカップの会場となったトヨタスタジアムや味の素スタジアムなど全国各地のスタジアム建設をはじめ、札幌ドーム、中部国際空港セントレア、六本木ヒルズなどの高層ビルや空港、競馬場、野球場、コンベンションホールなど大型物件を数多く手がけ、2005年12月期に約41億5000万円だった年売上高は、2008年12月期には約81億7700万円にまで伸長していた。

 急激な材料価格の上昇に対し受注価格への転嫁に努めたものの、時間外作業の増加による人件費の増加や輸送コストの上昇、大量受注による材料置き場の賃借費用増加、さらに借入増加による支払利息の負担が増していた。近時においても東京スカイツリー(新東京タワー)などの大口受注を得ていたが、こうしたなか、今年6月に外国人労働者の不法就労問題が表面化、製造体制に混乱が生じていた。このため最近では賃加工による外注利用を図っていたが、支払が先行するため多忙な資金繰りを余儀なくされていた。

 負債は2008年12月末時点で約77億5000万円。