レポート

雑賀屋不動産株式会社

2009/09/30

TDB企業コード:200319891 神奈川県横須賀市 不動産賃貸 続報、東証2部上場「さいか屋」の親会社 特別清算を申請 負債174億5500万円

「神奈川」 既報、東証2部上場の百貨店(株)さいか屋の親会社である雑賀屋不動産(株)(資本金4億4713万200円、神奈川県横須賀市大滝町1-10、登記面=東京都町田市原町田6-6-14、代表清算人岡本茂俊氏)は、9月30日に東京地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は、多比羅誠弁護士(東京都中央区銀座8-9-11、電話03-3573-1578)。

 当社は、1872年(明治5年)10月創業、1928年(昭和3年)3月に法人改組。66年7月に商号を(株)横須賀さいか屋から現商号に変更するとともに不動産賃貸業に転換した。神奈川県内最大手の百貨店「さいか屋」を経営する(株)さいか屋の発行済株式の33.9%を保有する同社の筆頭株主で「さいか屋横須賀大通り館」を賃貸し、90年には「大通り館」に加え、「新館」「南館」を増築し、2003年5月期には年収入高約11億5900万円をあげていた。しかし、増築完成直後からバブル経済が崩壊し、加えて商圏人口の減少と高齢化などで「さいか屋」の売り上げ減少に歯止めがかからなかった。当社は、設備投資負担で収益が圧迫されていたうえ、JR藤沢駅北口に大型商業施設建設用の用地を取得したものの、再開発計画が遅れて借り入れ負担が増していた。こうしたなか、(株)さいか屋は販売不振が続き改善策も効果を出せず、8月4日に百貨店としては初の事業再生ADR手続きを申請、再生を図っていくこととなった。収入を(株)さいか屋に依存している当社は、多額な借入金の弁済が見込めない状況となり、8月28日開催の株主総会で解散を決議していた。

 負債は2009年5月期末時点で約174億5500万円。