レポート

株式会社駿河園

2009/09/25

TDB企業コード:410037435 東京都中央区 引き出物用お茶製造販売 続報 民事再生法の適用を申請 負債27億4800万円

「東京」 既報、(株)駿河園(資本金9500万円、中央区銀座8-9-11、代表一杉紹至<ひとすぎ・しょうじ>氏、従業員152名)は、9月25日に静岡地裁沼津支部へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は神部健一弁護士(中央区日本橋3-3-11、電話03-3281-7803)など8名。

 当社は1947年(昭和22年)6月に個人創業、69年(昭和44年)5月に(株)カネイチ物産として法人化された。79年に登記面本店をそれまでの静岡県三島市から沼津市へ移転、99年に沼津市から東京都中央区へ移転した経緯があり、この間の81年には(有)駿河園に商号変更、92年に株式会社へ組織変更した。老舗の茶類卸業者として大手の1社に数えられ、業界内で相応の知名度を有し、静岡県沼津市内に計3ヵ所の製造工場を構えるほか、近時は都内(5ヵ所)、神奈川(2ヵ所)、宮城、福島、栃木、茨城、千葉、埼玉に営業所を設置。葬儀社や互助会向け葬儀用引き出物用の荒茶の製造・販売を中心に手がけ、2009年3月期には年売上高約63億9300万円をあげていた。

 しかし、貸倒引当金に関して計上した損金について、国税当局との見解の相違から2008年7月時点で約8億3000万円の未払い法人税等を抱えるに至り、租税債務の一掃と資金確保に努めたが、交渉は難航。資金繰りが厳しさを増すなか、今年9月に入ってからは国税当局により資産の差し押さえを受ける事態となっていた。

 このため、いったんは自己破産手続きに向け準備を進めていたが、その後スポンサー候補の名乗りがあったことから自己破産手続きを中止し、事業継続に向け民事再生法の適用申請へ切り替えることとなった。

 負債は約27億4800万円。