レポート

株式会社高松組

2009/05/20

TDB企業コード:800013815 福岡県福岡市中央区 建築工事 事業停止、自己破産申請へ 負債65億円

「福岡」 (株)高松組(資本金7000万円、福岡市中央区薬院4-2-1、代表高松宏氏、従業員57名)は、5月20日までに事後処理を森部節夫弁護士(福岡市中央区赤坂1-10-26、電話092-771-2535)ほかに一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1941年(昭和16年)5月に設立された建築工事業者。福岡県を中心とした九州北部を営業エリアに、民間企業からの受注を主体として、マンション、パチンコ店、商業施設、ビルなどの建築工事を手がけ業容を拡大。94年3月期は年売上高約70億3900万円をあげていた。 その後、九州初となる九州国立博物館(福岡県太宰府市、2005年10月オープン)の建築工事も手がけるなど施工能力の評価は高く、近年は、マンション建築工事の受注に注力したこともあり、2007年3月期の年売上高は約106億1400万円に伸長していた。

 しかし、改正建築基準法の施行に伴う工事着工の遅れなどの影響で、2008年3月期の年売上高は約83億8700万円にダウン。2009年1月には栄泉不動産(株)(民事再生法、負債約580億円、大阪市)に約4800万円の不良債権が発生したうえ、大型プロジェクトの回収長期化などで資金繰りがひっ迫。また、鋼材価格の高騰や受注単価の下落に加え、40億円近い有利子負債も重荷となり経営内容は悪化していた。この間、大手デベロッパーなどからの受注確保に努めていたものの、資金調達難から5月15日の支払いが困難となり、同日付で事業を停止していた。

 負債は約65億6300万円が見込まれる。