レポート株式会社ウオフクなど2社

TDB企業コード：400368668

「愛知」　(株)ウオフク（資本金1億8100万円、半田市星崎町2-207-2、代表浅野光一氏、従業員108名）と、関係会社で食品の製造・スーパーへの卸を手がける(株)ウオフク（資本金5000万円、西春日井郡豊山町豊場丸田44-11、代表浅野光一氏、従業員52名）は、3月2日に名古屋地裁へ民事再生法の適用を申請した。

　申請代理人は（株）ウオフク（半田市）は川崎修一弁護士（名古屋市中区大須4-1-9、電話052-242-6411）、（株）ウオフク（豊山町）は大場雄一弁護士（名古屋市中区丸の内3-6-27、電話052-951-2288）。

　（株）ウオフク（半田市）は、1980年（昭和55年）12月に設立された寿司・弁当・各種総菜の製造・販売業者で、大手スーパーやコンビニエンスストアへの卸の他、スーパー内のテナントでの小売りも手がけ、2007年2月期は年売上高約99億9000万円を計上していた。

　しかし、工場などへの設備投資により借入負担が重くなっており、2008年1月にはスーパーへの総菜の製造・卸を担当していた小牧事業所を会社分割して設立した(株)ウオフク（豊山町）に移管したため、2008年2月期の年売上高は約97億円の計上にとどまっていた。さらに、2008年後半になって急激な消費の冷え込みの影響などもあって得意先からの受注が激減し、売り上げは落ち込み資金繰りが悪化、先行きの見通し難から今回の措置となった。

　負債は、(株)ウオフク（半田市）が約33億円、(株)ウオフク（豊山町）は金融債務約6億円を含む約13億円で、2社合計で約46億円。