レポート

株式会社シックスなど3社

2009/01/26

TDB企業コード:800403310 福岡県福岡市中央区 マンション分譲 事後処理を弁護士に一任、自己破産申請へ 負債58億円

「福岡」 (株)シックス(資本金3000万円、福岡市中央区大手門1-1-30、代表鱒渕龍彦氏、従業員49名)は、1月26日までに事業を停止し、事後処理を松﨑隆弁護士(福岡市中央区大手門1-1-12、電話092-781-5881)ほか3名に一任した。本日中にも福岡地裁へ自己破産を申請する見通し。

 当社は、1990年(平成2年)3月に設立されたマンション分譲業者。投資用ワンルームマンションに特化し、開発エリアを交通アクセスのよい福岡市博多区、中央区に限定、1500万円~1600万円の価格帯が主体となっていた。

 公務員や医師などの個人投資家に対して電話営業を行い、不動産投資ブームに乗って業績は比較的好調に推移、2006年3月期には「ベイサイド博多」「アートティック平尾」「ヴィサージュ西公園」など約250戸を販売し、年売上高約43億3900万円を計上していた。2008年3月期には、総戸数78戸の大型物件「ティアラ大手門」が2007年11月の竣工とほぼ同時に完売するなどして、年売上高は過去最高となる約60億5000万円を計上していた。

 しかし、以前から取引先に対して度々支払いが遅延するなど、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。今期はサブプライムローン問題もあって国内の不動産市況が悪化、個人投資家に融資が付きにくい状況下で販売は苦戦し、資金繰りはさらに悪化していた。打開策として2008年12月に不況対策特別資金を導入したものの支え切れず、事業継続を断念、今回の措置となった。

 なお、関連会社のシックスサービス(株)(資本金1100万円、同所、同代表)、シックスエージェンシー(株)(資本金1000万円、同所、同代表)も、自己破産を申請する見通し。

 負債は(株)シックスが約50億円、シックスサービス(株)が約5億円、シックスエージェンシー(株)が約3億円で、3社合計で約58億円。