レポート

株式会社博多まるきた

2008/12/25

TDB企業コード:800216470 福岡県福岡市西区 辛子明太子製造 民事再生法の適用を申請 負債114億3700万円

「福岡」 (株)博多まるきた(資本金2000万円、福岡市西区石丸4-9-15、代表北風喜志男氏ほか1名、従業員55名)は、12月24日に福岡地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は、黒川忠行弁護士(福岡市中央区赤坂1-16-13、電話092-715-4461)など4名。

 当社は、1951年(昭和26年)6月に水産加工を目的に創業、その後休眠していたが、67年(昭和42年)10月に再開、73年(昭和48年)7月に法人改組した辛子明太子製造業者で、塩干物などの海産物小売も手がけていた。当社独自の香りや風味の調味液を用いた「博多あごおとし」として商標登録するなど商品の差別化にも努めていた。94年に工場を増設、2004年には中国に第2工場を新設するなど生産力を増強し、水産物卸業者や商社、大手量販店などを得意先に2003年6月期は約189億1700万円の年売上高を計上するなど、辛子明太子製造業ではトップクラスに成長していた。

 しかしその後は、競合の激化や消費の低迷で、2008年6月期の年売上高は約199億3000万円とやや伸び悩んでいた。さらに、消費者の中国製品に対する不信感の増幅で、中国工場の商品の売り上げが低迷。このため、中国から国内へ生産をシフトするなどの打開策に取り組んでいたものの、原材料価格の上昇などで収益も低調に推移していたことから、自力再建を断念、今回の措置となった。

 負債は、2008年6月末期時点で約114億3700万円。