アプトホーム株式会社

「神奈川」　アプトホーム（株）（資本金1億2000万円、小田原市浜町1-1-49、代表田中嗣紀氏、従業員102名）は、4月30日に横浜地裁小田原支部へ自己破産を申請した。

　申請代理人は、安立欣司弁護士（東京都千代田区内幸町2-2-2　富国生命ビル18階、弁護士法人松尾綜合法律事務所、電話03-3500-0331）ほか。

　当社は、1997年（平成9年）6月創業、同年8月に法人改組した木造建築工事業者。自由設計で高品質・高企画な、趣向を凝らした6タイプの自社ブランド住宅のバリエーションを持ち、神奈川・静岡・近畿エリアに12ヶ所のモデルハウスを展開。積極的な営業により業績を伸ばし、2007年3月期には年売上高約42億2000万円を計上、株式公開を視野に入れた運営がなされていた。

　しかし、モデルハウスなどに対する投資負担から借入金が年商に比べて多く、加えて改正建築基準法の施行により着工に遅れが出たことなどで、業績の下方修正を余儀なくされたため、資金繰りが悪化。新たな資金調達も困難であったため、事業継続を断念した。

　申請時の負債は約40億円。

　なお、5月9日（金）に小田原市民ホール（大ホール）において、午後6時30分から債権者説明会を開催予定。