レポート

信和産業株式会社など2社

2008/04/23

TDB企業コード:260033985 千葉県木更津市 生コン、各種建設資材卸 民事再生法の適用を申請 負債49億5000万円

TDB企業コード:260033985

「千葉」信和産業(株)(資本金2000万円、木更津市潮浜1-17-58、代表渡邉芳邦氏ほか1名、従業員13名)と、関係会社の興和建設(株)(資本金3600万円、木更津市潮浜2-1-30、代表篠宮博文氏、従業員20名)は、4月23日に千葉地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は髙橋省<たかはし・せい>弁護士(東京都千代田区鍛冶町1-4-7、秋葉・髙橋法律事務所、電話03-5296-1955)。

 信和産業(株)は、1964年(昭和39年)12月に設立。生コン及び砂利、砕石、コンクリート二次製品など各種建築資材の卸売を主体に、建設残土の処分、各種工事を手がける木更津地区では大手の建設資材商社として知られていた。

 前代表の経営手腕を背景に、高速道路建設など千葉県南部のビッグプロジェクトへの資材納入で実績を上げ、ゼネコンをはじめ地元建設業者を得意先とし、97年3月期には年売上高約66億5200万円を計上していた。しかし、近年は、公共事業予算の縮小などが影響し、2007年3月期の年売上高は約15億5000万円にダウン、同期末時点で約3億5800万円の繰越損失を抱え、債務超過となっていた。また、木更津市潮浜の賃貸不動産など過年度の不動産取得に伴う借入金の返済負担も重荷となり、ついに自力再建を断念、今回の措置となった。

 興和建設(株)は、1966年(昭和41年)3月に設立。2007年6月期の営業比率では土木工事61%、とび・土工工事15%、舗装工事14%、その他10%。県内でも有数の官公庁工事の元請受注実績を誇り、97年12月期には年売上高約34億9800万円を計上していた。しかし、以降は公共工事予算の縮小が影響し、2007年6月期(2006年に決算期を変更)の年売上高は約13億9600万円にとどまっていた。

 こうしたなか、今年に入り談合容疑で興和建設(株)の社員が逮捕、3月には千葉県より12カ月間の指名停止処分を受ける事態となっていた。

 負債は、信和産業(株)が約26億円、興和建設(株)が約23億5000万円、2社合計で約49億5000万円。

 なお、4月24日(木)午前10時30分(信和産業)と午後1時30分より(興和建設)、木更津市民会館(小ホール)で債権者説明会を開催する予定。