レポート

十和田管理株式会社など2社

2008/04/08

TDB企業コード:120029850 青森県十和田市 鉄道・乗合バス・ホテル事業など 特別清算開始決定受ける 負債61億288万円

「青森」 十和田管理(株)(資本金9600万円、青森県十和田市稲生町17-3、清算人高岡光盛氏)と(株)みちのく管理(資本金1000万円、青森県十和田市東三番町1-6、同清算人)の2社は、3月25日に青森地裁より特別清算開始決定を受けた。

 十和田管理は、1914年(大正3年)6月に地元有志の出資により設立。22年に鉄道事業、26年に乗合バス事業を開始し、51年に商号を十和田観光電鉄(株)に変更していた。さらに54年にホテル事業を、55年には十和田湖での遊覧船事業を開始、乗合バス事業においては多くの同業他社を買収するなど事業を急拡大させていた。しかし、68年に発生した十勝沖地震で復旧に多額の資金を要したため、69年に国際興業(株)(東京都中央区)の傘下に入り、以後は同社のもと、高速バス事業や大手スーパーとFC契約を結び「とうてつ駅ビル」を建設するなどしてスーパーマーケット事業にも進出。2002年3月期の年収入高は約86億1000万円をあげていた。

 その後、利用客の減少から業績は低迷、2007年3月期の年収入高は約51億9700万円にとどまり、連続赤字から多額の累積損失を抱えていた。このため、スーパーマーケット事業から撤退したほか、鉄道・路線バスの大幅な再編を実施したうえで、2007年11月に新会社(株)とうてつ(同所)を設立。今年3月1日付で当社の事業を同社に分割譲渡して当社は現商号となり、3月19日開催の株主総会で解散を決議していた。

 みちのく管理は、1976年(昭和51年)1月に設立。ホテル事業を手がけていたが、経営不振から84年に国際興業の傘下に入り、十和田市内で「十和田富士屋ホテル」(50室)のほか、結婚式場「日本閣」などの経営を手がけ、97年3月期には年収入高約26億9500万円をあげていた。しかし、集客が伸び悩み、2007年3月期の年収入高は約7億7000万円にまでダウン。十和田管理と同様に、今年3月1日付で当社の事業を(株)とうてつに分割譲渡して現商号に変更、3月19日開催の株主総会で解散を決議していた。

 負債は、十和田管理が約50億34万円、みちのく管理が約11億254万円で、2社合計で約61億288万円。