レポートグレイス株式会社

2008/01/07

TDB企業コード:200752913 神奈川県横浜市中区 中堅マンション分譲 事業停止、事後処理を弁護士に一任 負債60億円

「神奈川」 グレイス(株)(資本金8000万円、横浜市中区弁天通3-43-1、代表内山啓一氏、従業員52名)は、2007年12月28日に事業を停止し、事後処理を中村新弁護士(東京都千代田区二番町3-4、電話03-5216-7010)に一任した。

 当社は、1985年(昭和60年)1月に設立されたマンション分譲等不動産販売業者。主に一次取得者向けに、神奈川県・東京都西部で「サングレイス」ブランドでファミリータイプの分譲マンションを供給していた。積極的な営業展開により売り上げを伸ばし、2004年12月期の年売上高は約136億4600万円を計上していた。

 しかし、耐震偽装問題の発生によりマンション販売に影響が出たことなどから2006年12月期の年売上高は約111億6100万円と低下。さらに2007年6月の改正建築基準法施行の影響や、分譲価格の一時的上昇などから販売に影響が出て資金繰りが悪化。12月に決済難となり休業していたが、事業継続を断念した。

 負債は、2006年12月期時点で約122億1200万円だが、60億円程度になる見込み。