レポート

株式会社リバティーエステート(旧商号:日交総本社)

2006/01/18

TDB企業コード:986294878 東京都品川区 不動産賃貸 特別清算開始決定受ける 負債397億1500万円

「東京」 (株)リバティーエステート(旧商号:(株)日交総本社、資本金6380万円、品川区八潮3-2-34、清算人小野紘一氏)は、2005年11月30日開催の株主総会で解散を決議し、東京地裁へ特別清算を申請していたが、1月10日に同地裁より特別清算開始決定を受けていたことが判明した。

 当社は、2002年(平成14年)5月に、タクシー・ハイヤー業大手の日本交通(株)(品川区)のグループ会社である(株)日交総本社、日交興業(株)、(株)ナベックスの3社が合併し、新たに(株)日交総本社の商号で設立された。

 旧・(株)日交総本社(2002年5月解散)は、日本交通の不動産管理運営部門で93年5月期には年収入高約71億7200万円を計上していたが、バブル期に手がけた不動産投資に伴う多額の金融債務が重荷となり経営を圧迫。所有不動産の売却などで立て直しに努めていたが、負担は解消されず、不動産事業を営んでいたグループ企業2社との統合で新展開を図っていた。

 合併後も、日本交通グループの施設を保有しグループ各社に賃貸するほか、オフィスビルなどの賃貸も手がけていたが、賃料下落、競争激化などの影響から業績は伸び悩み2005年同期の年収入高は約23億5500万円と低迷。資産の売却に伴う損失などで多額の特別損失計上を余儀なくされ、同期末の当期純損失は約100億7100万円となり、大幅な債務超過に陥っていた。

 この間、取引金融機関が債権を預金保険機構に譲渡するなど当社を取り巻く経営環境は著しく悪化。さらなる資産売却により負担軽減を図っていたが、業況は改善せず、2005年11月29日に商号を(株)日交総本社から現商号へ変更したうえで、今回の措置となった。

 負債は、2005年5月末時点で約397億1500万円。