レポート

市津開発株式会社

2005/07/27

TDB企業コード:260694311 千葉県千葉市中央区 不動産開発 破産手続き開始決定受ける 負債456億円

「東京」 旧・フジタ(ACリアルエステート)の子会社である市津開発(株)(資本金2000万円、渋谷区千駄ヶ谷5-8-10、代表岡山幸次郎氏)は、東京地裁へ自己破産を申請し、7月20日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は瀬戸仲男弁護士(港区虎ノ門1-11-4、電話03-5521-1589)。債権届け出期間は8月17日までで、財産状況報告集会期日は10月21日午前10時。

 当社は、1990年(平成2年)6月に、上場ゼネコンの旧:(株)フジタ(現:(株)ACリアルエステート)が、不動産開発を目的に設立した。

 その後、千葉県が打ち出した「千葉・市原丘陵新都市整備構想」に基づき、99年3月に『市津緑の街』開発事業の開発許可を取得、市原市犬成地区など山林約173ヘクタールを開発し、民間研究所を誘致する「研究ゾーン」と、戸建・共同住宅など人口約1万人の「住宅ゾーン」からなる研究都市を計画していた。

 しかし、経済情勢の変化に伴い本格的な開発は行われないまま同計画は頓挫、その後2002年10月には親会社だった(株)フジタの会社分割に伴い、当社は旧・フジタ(現商号=(株)ACリアルエステート)の80%出資子会社となっていた。また、2005年3月末時点で債務超過額は約452億8200万円にまで膨らみ、財務面は事実上の破綻状態となっていた。

 この間、当社が取得した広大な土地の一括売却が困難だったうえ、開発事業撤退後に、対象地区で産業廃棄物処分場建設などの乱開発も懸念されたことから、当社と市原市の間で、開発事業の清算方法について協議されていたが、今年3月31日に市原市へ土地の一部約120ヘクタールの無償譲渡が行われ当社については今回の措置となった。

 負債は約456億円。