レポート

翔馬建設株式会社など3社

2005/06/13

TDB企業コード:800533421 福岡県福岡市博多区 建築工事、建築金物製造 自己破産を申請 負債44億円

「福岡」 翔馬建設(株)(資本金5000万円、福岡市博多区築港本町13-7、登記面=福岡市博多区金の隈2-5-10、代表馬渡忠明氏、従業員20人)と、関係会社の馬渡工業(株)(資本金2000万円、福岡市博多区金の隈2-5-4、同代表、従業員45人)、ベイサイドシティ(株)(資本金1億円、福岡市博多区築港本町13-7、同代表、従業員40人)の3社は6月11日に福岡地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は小野裕樹弁護士(福岡市中央区赤坂1-16-13、電話092-761-4403)ほか2名。

 翔馬建設(株)は、1973年(昭和48年)10月に建築金物製造を目的に創業、80年(昭和55年)7月に(有)馬渡工業として法人改組していたが、90年4月には別途設立した馬渡工業(株)へ事業を譲渡して不動産管理業へ転換していた。

 97年10月に株式会社へ組織変更すると同時に現商号へ変更し建築工事に参入。パチンコ店などアミューズメント施設の建築工事を手がけ、ゼネコンや地元建設業者から受注を得て、2004年6月期には年売上高約30億1400万円を計上していた。

 馬渡工業(株)は、1990年(平成2年)4月に設立。(有)馬渡工業〈現・翔馬建設(株)〉の事業を継承し、建築金物製造・工事を手がけ、関係会社やゼネコンを得意先に、2004年3月期は年売上高約23億4000万円を計上していた。近年は関係会社と協力し、パチンコ店を中心としたアミューズメント施設の開発・企画・設計・工事に積極的に取り組んでいた。

 ベイサイドシティ(株)は、2002年(平成14年)5月に福岡市が出資する第3セクターが経営を手がける港湾商業施設「ベイサイドプレイス」の一部運営の受託を目的に設立された。客足が伸び悩んでいた同施設の業況改善を目指し、飲食店や温浴施設、飲食施設、アミューズメント施設などを相次いでオープンし、2004年3月期の年収入高は約12億6600万円を計上していた。

 また、倒産した(株)ベストフーズ(福岡市、居酒屋経営、2005年1月破産宣告)などから事業を買収し、今年3月に「鷹王」の店名でリニューアルオープンした。

 しかし、グループ全体の急速な事業展開に資金調達が追いつかなかったうえ、「鷹王」の売り上げが予定を大幅に下回ったことから資金繰りが急速に悪化、事業継続を断念した。

 負債は、翔馬建設(株)が約30億円、馬渡工業(株)が約5億1340万円、ベイサイドシティ(株)が約8億8660万円、3社合計で約44億円の見込み。