レポート

株式会社ヤスブン

2005/01/20

TDB企業コード:390022457 福井県福井市 酒類・食品小売 民事再生法を申請 負債32億円

「福井」 (株)ヤスブン(資本金1500万円、福井市南四ツ居1-9-17、登記面=福井市順化1-10-4、代表末定直三氏ほか1名、従業員75人)は、1月19日に福井地裁へ民事再生法を申請した。

 申請代理人は高松薫弁護士(東京都千代田区麹町2-14-2、電話03-3264-0671)ほか4名。監督委員は宮本健治弁護士(福井市春山1-8-2、電話0776-27-7752)。

 当社は、1937年(昭和12年)4月創業、60年(昭和35年)7月に法人改組した酒小売店。郊外型大型店を中心に多店舗化を進め、福井県8店舗、石川県3店舗の計11店舗(うちFC店2店舗)を展開。県内業者に先駆けてワインの販売に注力、オリジナル焼酎も販売するなどして集客力を高め、2000年2月期は年売上高約63億8300万円をあげていた。

 一方、同期にはワインなどの不良在庫処分で多額の欠損を計上、新規出店に伴う借入金負担増もあって財務面は脆弱化していた。さらに近年は規制緩和の影響からコンビニ店、食品スーパーなど異業態の参入が相次いだほか、県内外の同業者の出店攻勢による競合激化から売り上げが低迷、また出店先が2003年5月に閉鎖されたことなどで2004年同期は年売上高約61億円にとどまっていた。

 このため、オリジナル商品、食品部門の拡充を進め、2004年10月敦賀店に冷凍食品中心の低価格品を目玉とする「業務スーパー」を併設。既存店を順次同スーパー併設型店舗へ改装する計画を立てたが、計画通りに売り上げを伸ばせず資金繰りはひっ迫信用不安が増大したことから自力での事業継続を断念した。

 負債は約32億円。