レポート株式会社秀月人形チェーンなど2社

2004/05/17

TDB企業コード:984876158 東京都台東区 節句人形販売 民事再生法を申請 負債335億9460万円

(株)秀月人形チェーン(資本金5000万円、東京都台東区柳橋1-20-3、代表西谷内穰〈にしやうち・みのる〉氏、従業員28人)は、5月17日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は、松村正哲〈まつむら・ただあき〉弁護士(千代田区丸の内1-1-2、電話03-5223-7755)。監督委員は、加茂善仁弁護士(中央区八重洲2-8-7、電話番号03-3275-3031)。

(株)秀月人形チェーンは、1994年(平成6年)7月に、旧・秀月人形チェーン(1930年(昭和5年)創業、現・(株)三京総本社、墨田区、同代表、休眠中)が、バブル期の不動産投資で多大な有利子負債を負ったことから、同社の販売部門を分離して設立された。

「人形の秀月」として全国的に有名で、節句人形および呉服の小売(85%)を中心に、全農向けへの卸(15%)も行い、97年6月期には年売上高約145億円を計上していた。

その後は、少子化の影響でジリ貧傾向が続き、2003年同期の年売上高は70億円にまで半減していた。この間、所有ビルの売却を進めるほか、系列の(株)ゼアにディスカウントショップ部門を移管するなどのリストラを続けていた。

しかし、本業も業種柄、季節変動が大きく、例年年末近くから仕入資金が発生し、2月~5月の実売期を経て支払われる資金繰りのなか、今年は販売不振のため支払い資金が手当てできず、今回の事態となった。

負債は約335億9460万円(うち保証債務約240億4125万円)。

また、関係会社の(株)ゼア(資本金2000万円、東京都台東区台東4-31-3、同代表、従業員25人)も同日、東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。同社は、1973年(昭和48年)7月に設立、グループの仕入れ部門を担当していた。2000年6月期より東京・御徒町にあるディスカウントショップの移管を受け営業していたが、今年4月には店舗を閉鎖していた。

負債は約220億円(うち保証債務約110億円)。