レポートブロンドール株式会社

2003/03/25

TDB企業コード:983416583 東京都渋谷区 靴下等企画販売 ルーズソックス・ブームの火付け役 民事再生法を申請 負債3億2000万円

「東京」 ブロンドール(株)(資本金1000万円、渋谷区恵比寿4-17-8、代表鴇田<ときた>章氏、従業員28人)は、3月24日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は横松昌典弁護士(千代田区神田淡路町1-1-7、電話03-5207-6535)。監督委員には小林弘卓弁護士(港区虎ノ門2-3-22、電話03-3597-8701)が選任されている。

 当社は、1980年(昭和55年)4月に設立されたレディースを中心としたソックス等の卸業者。近時はソックス65%、タイツ・パンスト・スパッツ35%のウェートで、商品企画からディスプレイの提案に至るまでトータルプロデュース的な営業を展開し、百貨店、スーパーを販路に、2001年2月期には年売上高約15億円をあげていた。

 代表の鴇田氏は、ユニークな発想の商品開発、演出により、業界内では仕掛人として知られる“レッグウェア・プランナー”。90年代に女子高校生を中心に爆発的ブームとなった“ルーズソックス”の火付役として知られ、96年にはルーズソックス約60万足を販売、同年には“ルーズソックス”は、日本新語・流行語大賞(自由国民社主催)のトップテンにランキングされたこともある。

 その後も、ブーツ用の黒のハイソックス、ネットタイツなど、次々にヒット商品を企画してきたが、近時は衣料業界の不況の長期化する中、2002年以降は売り上げが激減し多忙な資金繰りを余儀なくされていた。

 負債は約3億2000万円。