レポート

田中酒造株式会社

2002/10/29

TDB企業コード:540052159 兵庫県小野市   昭和3年創造、清酒製造 破産宣告受ける 負債34億円

「兵庫」 田中酒造(株)(資本金9500万円、小野市住吉町554-1、代表田中巌氏ほか1名、従業員23人)は、神戸地裁に自己破産を申請していたが、10月28日に同地裁から破産宣告を受けた。

 破産管財人は藤井義継弁護士(神戸市中央区多聞通2-1-10、電話078-362-2411)。債権届け出期間は12月13日までで、債権者集会及び債権調査期日は2003年3月13日午後2時30分。

 当社は、1928年(昭和3年)創業、55年(昭和30年)10月に法人改組した日本酒醸造業者。90年には自動化した醸造システムを導入し、従来の醸造形態から四季醸造の形態に転じ、70種類を超す自社ブランド酒(『播州一』、『天下灘』など)を持つほか、他の酒造メーカーに対する桶売りも行っていた。播磨地区ではトップクラスの生産量を誇り、パック詰めの酒を中心に全国に 400社内外の得意先を有し、2001年6月期には年売上高約17億3400万円をあげていた。2002年同期にも年売上高約18億円をあげ、若干の利益は計上していたが、過去の多角化の失敗や醸造設備への投資から借入金が年商を上回る状態が続いていたうえ、低価格化が進むなか、資金繰りは急激に悪化していた。

 負債は債権者約180名に対し約34億円の見込み。