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2010年8月19日

特別企画 : アニメ制作会社の経営実態調査

2009年度の収入高総額は1648億3000万円、2年連続減少

〜 パチンコ業界との取引が好材料、一方で中小制作会社の収入低迷が目立つ 〜

はじめに

スタジオジブリの2年ぶりの新作『借りぐらしのアリエッティ』が7月に公開され、公開1カ月足らずで早くも観客動員数300万人を突破するなど話題を集めている。ピクサーによる『トイ・ストーリー3』も同時期に公開されヒット中であり、夏休みを利用して鑑賞に出かけた方も多いだろう。他にも『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』『ヒックとドラゴン』など、今夏はアニメ映画の話題作で目白押しだ。

しかしその一方で、アニメ市場自体は縮小の一途をたどっている。日本映像ソフト協会によれば、2009年のビデオソフト売上金額は前年比4.2%減の2739億6300万円となっており、5年連続で減少が続いている。また日本動画協会によれば、2009年のテレビアニメの制作分数は「アニメバブル」がはじまった2005年以前の水準まで落ち込んでいるという。アニメ制作会社はDVD販売の不振と制作受注の減少という板挟みの状態にあり、厳しい事業環境に置かれている。

帝国データバンクでは、2010年7月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」から、アニメの制作を主業とする会社を抽出し、収益動向・所在地・規模などについて調査・分析を行った。なお、同様の調査は今回が初めて。

調査結果

2009年度(2009年4月〜2010年3月期決算)の収入高総額は1648億3000万円(前年度比3.9%減)で、2年連続で減少した。特に版権収入が行き渡りにくい中小に減収が多い。「増収」企業の中では、パチンコ会社と取引のある会社が目立った。所在地は約9割が東京に集中し、規模は従業員数が「10人以下」で資本金「1000万以下」の会社が42.0%を占めた。

詳細は資料(PDF 254KB)をご覧ください。

お問い合わせ先

株式会社帝国データバンク 産業調査部

TEL:03-5775-3073 FAX:03-5775-3169

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