2006年11月15日
第2回: コンプライアンス違反企業の倒産動向調査 |
2006年度上半期の法的整理53件、前年同期比4割の増加 |
はじめに
「コンプライアンス」は企業の社会的使命という考えが一般化してきている。
今年1月の独占禁止法の改正で公正取引委員会の権限が大幅に強化され、建設業界を中心に数多くの談合事件が摘発されるようになった。また一般個人を対象に呉服・宝石など高額商品を販売する業者のなかには、過剰な営業攻勢により売上高こそ急伸するものの、その営業手法に関する風評が良くないため、コンプライアンスを重視する信販会社から提携を中止され、営業の継続が困難となって破綻する例も見られる。
帝国データバンクは、2006年度上半期(4月〜9月)の間に、倒産理由にコンプライアンス違反が認められる負債額1億円以上の法的整理となった企業53社について調査した。
同調査は2006年5月以来2回目。
- 「コンプライアンス」は、法律遵守と倫理遵守と規定した。不慮の事故などは含まない。
- コンプライアンス違反の理由を、「その他」も含め13タイプに分類したが(今回は11タイプにとどまる)、複数の理由がある場合は主因で分類した。前回の「横領」は「資金使途不正」に分類名を変更した。
- グループ内で連鎖倒産があった場合は、代表的な1社を1件とした。
調査結果
2006年度上半期(4月〜9月)に、コンプライアンス違反を倒産の理由の一つとして、法的整理となった企業は53件で前年同期(2005年度上半期)に比べ39.5%増、負債総額は1548億7900万円となった。
負債額トップは、平成電電設備(株)と平成電電システム(株)の2社合計490億円であった。
コンプライアンス違反で法的整理となった企業の従業員は、合計1834人にのぼった。
違反類型のトップは「談合」の10件。業種別では、建設業が21件で他の業種と比較して圧倒的に多かった。
詳細は本文(PDF 142KB)をご覧ください。
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