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2010年6月24日

特別企画:アグリビジネス(農業)に関する調査

農業関連ビジネスに参入予定の企業は2.8%

〜 農業参入のきっかけは、「農業への興味・関心」や「地域貢献」
今後の課題は「販路の開拓」「収益性の向上」 〜

はじめに

農業に新しく参入する企業が増加している。食の安全を確保するため、農業を担う者に光を当てるため、雇用を確保するため・・・・・・と参入目的はさまざまだが、より新規参入を容易にする制度や資金、さらに効率化を可能にする資材の開発など、行政や金融機関、メーカーなどによって、農業のプラットフォーム整備への取り組みも始まっている。

その一方で、農業従事者の高齢化が進んで、農業の担い手の世代交代が喫緊の課題となっているなか、新しい企業や新しい世代が着実に変革を進めている。現状では、ブームとしてあおられている面があることも否定できないが、消費者の「食」に関する意識がかつてない高まりを見せているなか、「農業」が注目の産業であることは間違いない。

帝国データバンクでは、2010年4月に「農業ビジネスに対する企業の意識調査」(調査対象2万1,431社)を、また、同年5月には2007年4月〜2010年4月の間に農業を目的に設立された企業に対して、「農業参入企業(新設企業)へのアンケート調査」(調査対象1,680社)を行った。この2つの調査と、帝国データバンクが保有するデータベースの分析を通して、企業の農業に対する認識と参入意向を探った。


調査結果

農業ビジネスに対する企業の意識調査

  • 農業(農業関連ビジネスも含む)への参入状況について。自社または自社のグループ企業が「すでに参入している」と回答した企業が733社(全体の6.8%)、「今後、参入予定がある」と回答した企業が306社(全体の2.8%)となった。
  • 企業の農業への参入増加によって、農業にどのような変化が想定できるかという設問について(複数回答)。「農業資材やインフラなど周辺ビジネスが拡大する」と回答した企業が7,131社(同66.2%)、「食料自給率が上がる」が7,001社(同65.0%)、「農業ビジネスの効率化が進む」が6,991社(同64.9%)、「雇用の受け皿が増える」が6,946社(同64.5%)となった。しかし、「農業ビジネスの収益構造が改善する」と回答した企業は5,049社(同46.9%)で5割弱にとどまった。

農業ビジネスに対する企業の意識調査

  • 農業参入企業(新設企業)が、参入した(する)目的・きっかけは(複数回答)、「農業への興味・関心」が60社(同50.8%)、「地域貢献」が57社(同48.3%)の回答となった。
  • 農業参入企業の今後の課題は(複数回答)、「販路の開拓」が127社(同53.1%)、「収益性の向上」が124社(同51.9%)、「資金の確保」が113社(同47.3%)の回答となった。

詳細は資料(PDF 667KB)をご覧ください。

進化するアグリビジネス/再編のゆくえ 2010

※上記アンケートの詳細や、農業参入企業リスト(229社)、農業参入予定リスト(45社)についてはTDB REPORT104号「特集 進化するアグリビジネス/再編のゆくえ 2010」に掲載しています。また、第2特集「再編のゆくえ 2010」では、主要34業界の再編動向が一目でわかるチャート、年表形式でまとめた主な再編の動き、上位企業の顔ぶれの変化などを見やすくまとめています。

お問い合わせ先

株式会社帝国データバンク 産業調査部

TEL:03-5775-3073 FAX:03-5775-3169

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