倒産速報記事

株式会社自然塾

観光ホテル「名湯の森ホテルきたふくろう」経営
道内5社目の新型コロナウイルス関連倒産
事業停止、自己破産申請へ
TDB企業コード:020109395

負債3億9000万円

「北海道」 (株)自然塾(資本金1000万円、川上郡弟子屈町川湯温泉1-9-15、代表小野克美氏)は、3月9日に事業を停止、事後処理を三春裕嗣弁護士(札幌市中央区南2条西10-1000-20、三春法律事務所、電話011-211-0131)に一任した。今後、自己破産を申請する予定。

 当社は、1985年(昭和60年)3月に設立。弟子屈町屈斜路湖近隣の敷地に美術館とログハウスを有し、文化、自然、スポーツなどの体験観光サービスを手がけるほか、2003年4月に川湯温泉街のホテルを買収し、「名湯の森ホテルきたふくろう」の名称で観光ホテルの運営を行っていた。ホテルは客室91室、大・中の宴会場、男女別の露天風呂などを備え、温泉は定評のある硫黄泉の源泉かけ流しで、旅行代理店を通した団体客や地元客を確保し、2006年12月期の年収入高は約5億1300万円を計上していた。

 しかし、個人消費の低迷により観光客の入り込みが減少し、集客確保のため低価格プランが定着していたほか、エージェントへの依存も高く客単価が伸び悩み、2011年12月期の年収入高は東日本大震災発生以降の自粛ムードもあり約3億5400万円に減少していた。また、温泉ホテルを買収した際の借り入れ負担が重く、赤字計上が続き、2012年には中小企業金融円滑化法を活用し元本返済猶予を受けていた。こうしたなか創業社長が高齢で体調が優れず自力再建が困難な状況となり、事業継承先を模索していたところ現代表が再建に乗り出し、2018年10月から新体制で営業を継続。ホームページをリニューアルするなどして集客に努めていたが、新型コロナウイルスの流行により宿泊予約のキャンセルが続き、3月9日付けで全従業員を解雇し事業を停止していた。

 負債は約3億9000万円。

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