景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
43.2 | 1.7 | 2カ月連続で改善(日胆) |
概況
「日胆」の景気DIは2カ月連続で改善した。次世代半導体工場の建設などに期待が集まるなか、企業からは「良い要因はたくさんあるため、今後実感できるようになるのでは」(建材・家具、窯業・土石製品製造)といった声が聞かれた。一方、「燃料代の高騰によって先行きが不安定になっている」(自動車・同部品小売)、「酪農は乳価への価格転嫁がスムーズに進まず厳しい」(農・林・水産)といった懸念もあった。業種間や規模間の格差が鮮明になるなかで、今後の日胆の景況感は横ばい傾向が続くだろう。
景気DI
2025年1月の「日胆」の景気DIは、前月比1.7ポイント増の43.2となり、2カ月連続で改善した。『全国』(43.6)との格差(日胆-全国)は▲0.4ポイントとなり、前月から2.6ポイント縮小した。『北海道』(41.8)との格差は1.4ポイントで3カ月ぶりに「日胆」が『北海道』を上回った。
規模別DI
「大企業」は前月比4.1ポイント減の54.2となり、3カ月ぶりに悪化した。「中小企業」は同2.4ポイント増の41.9、そのうち「小規模企業」は同1.4ポイント増の38.1となり改善した。規模間格差(大企業-中小企業)は12.3ポイントで、前月から6.5ポイント縮小した。
業界別DI
7業界中2業界が改善、3業界が悪化した。『建設』は前月比0.9ポイント増の46.7となり、2カ連続で改善。『製造』は同4.5ポイント増の51.5で3カ月ぶりに改善し、50以上の水準となった。『農・林・水産』は同16.7ポイント減の8.3で4カ月連続の悪化となった。
先行き見通しDI
「3カ月後」43.6(前月42.3)、「6カ月後」45.7(同44.0)、「1年後」44.0(同42.7)となり、全ての指標で改善した。業界別では『運輸・倉庫』が全ての指標で50を上回り、最も高い水準を示した。一方、『農・林・水産』は全ての指標で最も低い水準となった。