レポート

株式会社トリプルエー〔旧商号:ベルズ〕

2009/05/08

TDB企業コード:910027399 埼玉県さいたま市大宮区 結婚式場運営 民事再生法の適用を申請 負債75億円

「埼玉」 (株)トリプルエー(旧商号:(株)ベルズ、資本金4億5930万円、さいたま市大宮区三橋1-352-1、代表小林洋子氏、従業員280名)は、5月7日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は泊昌之弁護士(東京都千代田区内幸町1-1-7、電話03-5511-4400)。

 当社は、2000年(平成12年)8月に結婚式のコーディネート業を目的に創業、2001年(平成13年)6月に法人改組された結婚式場の運営業者。同年10月に熊谷市でレストランウエディングを開始し、2002年6月には寄居町にゲストハウスウエディングを開設して本格的に結婚式場の運営をスタートした。2003年8月に商号を(有)トリプル・エーから(株)ベルズに変更し、英国スタイルのゲストハウスウエディングを特徴とした結婚式場の積極出店を進め、埼玉県を中心に10店舗を展開。2006年5月期に約11億1300万円であった年収入高は、2007年12月期(2006年12月に決算期変更)には約37億3500万円へ急拡大していた。

 2008年3月には表参道に式場を新規オープンして東京にも進出、同時に熊谷市にホテルもオープンするほか、千葉県や栃木県、群馬県などでも出店を計画していた。しかし、この間の設備投資は社債発行や金融機関からの借入金に依存し、多額の有利子負債が収益を圧迫。建築基準法改正の影響による新店開設時期のずれ込み、予約客のキャンセル発生などもあり、資金繰りの悪化から取引先への支払い遅延が常態化していた。今月7日に予定していた決済の資金のメドが立たないことから自主再建を断念、5月6日に現商号に変更したうえで、法的手続きによる再建を目指すこととなった。

 負債は約75億円だが、さらに膨らむ見通し。

 なお、7日以降の結婚式場運営は、4月に設立した子会社の(株)プレミアウエディングバンク(埼玉県)が行う予定。