地元にいる15年来の友人が東京に遊びに来た。前回はお互い若くお金もなかったので大した経験もできなかったが、今回は一味違う楽しみを満喫した。
前回も一緒に訪れたテーマパーク。「いくつアトラクションに乗れるか」にこだわるのはやめ、街並みや食事を楽しみ優雅な気分で時を過ごした。さらに夜はパーク隣接の公式ホテルに宿泊。宿泊にお金をかけるなど昔であれば考えられなかったが、今は断然モノよりコト、体験重視だ。モノを買うよりも、美味しいものやきれいな景色、心が豊かになるものにお金をかけたいと思うようになった。
平成世代がせっせと勤しむ「SNS映え」。SNSが普及してからというもの、自分の体験を「シェア」することに価値が見出されている。SNSで自己承認欲求を満たしている、とも揶揄される平成世代であるが、実際誰かの投稿を参考にして情報を得る人は増えているし、自分自身も楽しみながら写真やその感想などを発信しサーバー上に残すことができる気軽で便利なツールなのだ。
「体験のシェア」という側面からコト消費が盛り上がる今。令和世代では「何」消費が流行るのかわからないけれど、平成世代の私はひとまず、五感を研ぎ澄ませて新たな楽しみ方をもっと見つけていきたい(SNS映えを狙いながら)。(特上寿司)
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