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資本関係
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関係会社
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資本関係・関係会社付記
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帝国ホールディングス(株)を中心にグループを形成している。
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設立の経緯と特記事項
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設立の経緯
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帝国創一氏が、昭和6年9月に帝国工具製作所の屋号で個人創業した切削工具製造業を、昭和12年4月当社に改組したもので、初代代表取締役社長には同氏が就任した。
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特記事項
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昭 |
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12 |
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商号を帝国工具(株)から帝国エンジニアリング(株)に変更。
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新潟工場を建設。
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本店を東京都大田区西六郷3-22-3から東京都中央区新富1-12-2TKビルに移転。
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帝国創一氏に代わり帝国創太氏が代表取締役に就任。
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平 |
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5 |
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東都精密工業(株)(東京都新宿区)の破産に伴い、約3,000万円の不良債権が発生(平成6年 3月期、平成7年3月期の決算で償却済み)。
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6 |
2 |
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ISO9001の認証を取得。
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8 |
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東京都豊島区南池袋5-39-9の土地を100万円で購入。
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商号を帝国エンジニアリング(株)から帝国テクノツール(株)に変更。
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九州営業所を開設。
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新商品「帝国テック」を開発。
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東京都都豊島区南池袋5-39-9にテクノビルを新築し、貸事務所業を開始。
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帝国ホールディングス(株)が当社株式の75%を取得し親会社となる。
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ISO14001の認証を取得。
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帝国創太氏に代わり帝国一郎氏が代表取締役に就任。
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現況と見通し |
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事業内容 |
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自社ブランド製品「テック」シリーズを主軸に、主に自動車部品メーカー向けの超硬切削工具、特殊鋼工具を製造している。
ほか東京都豊島区内に5階建のオフィスビル1棟を保有しており、法人向けに10室を賃貸しているが、売上高に占める割合は僅少である。
□主要セグメント別
【超硬工具】
<製品> タングステンやコバルト混合物を焼結加工した小径品を中心とした超硬切削工具。
金型成形、機械部品加工用のエンドミルや多様な刃数のスクエアエンド・ボールエ
ンドなど
<主力製品> 自社ブランド製品「テック」シリーズ
<顧客層>
業種 自動車部品メーカー、商社
大口先 青山自動車、小野川モーターテクノ、ヨツバトランスミッション
商圏 国内全域70%、海外(中国、北米、欧州など)30%
<外注>
範囲 コーティング加工
比率 10%未満
【特殊工具】
<製品> タップ・ダイスなどの特殊鋼工具
<主力製品> ユーザーニーズに合わせた特注品60%
<顧客層>
業種 家電メーカー、情報通信機器メーカー
大口先 ダイヤモンド工業、大水エンジニアリング
商圏 国内全域
<外注>
範囲 コーティング加工
比率 10%未満
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会社の特色 |
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【特徴】
・当社は業歴90年余りの機械工具製造業を営む老舗企業である。
【強み】
・長年の実績を基に業界では知名度が高い。
・従来製品の改良、新製品の開発を意欲的に進めており、自社ブランド商品が充実している(小
径エンドミルの「テック」シリーズは国内シェア30%を占める)。
・熟練の技術者を確保しているため、特殊案件まで対応できるスキル・ノウハウの蓄積が進んで
おり、こうした高度な技術力を裏付けに得意先から評価されている。
・全日本金属加工機械工業会の全国コンテストで大賞2回、技術賞5回の受賞歴あり。
【課題】
・低価格製品に対抗しうる海外向け製品の開発が必要。
【最近の取組】
・高価なタングステンを使用しない超硬工具の開発に、帝国大学と連携して取り組んでいる。
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最新期の業績 |
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令和XX年3月期
売上高 : 49億5,012万円( 1.4%増)
営業利益 : 7,581万円(11.9%減)
経常利益 : 5,483万円( 3.9%増)
当期純利益: 2,912万円( 3.4%増)
超硬工具、特殊鋼工具が微増も、不動産賃貸の減少により売上高全体は前期並みとなった。
損益面は、粗利益率微減、販管費負担増により営業利益は減益となったが、支払利息減少により経常利益以下は微増益となった。
・セグメント別売上動向
□超硬工具:横ばい
既存顧客の設備投資回復に伴う入替需要の取り込みと、消耗品の安定した受注を確保した。
□特殊鋼工具:横ばい
海外生産拠点向けを中心にカスタマイズ案件が回復し、受注が安定した。
□不動産賃貸:横ばい
テナントの入れ替わりにより一時的な空室が発生した。
・粗利益率
材料価格の高騰が見られ、おおむね売価に転嫁するも微減となった。
・販管費
役員報酬などの人件費負担増により増加した。
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資金現況と調達力 |
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令和XX年3月期末時点における運転資金分析では、売上債権回転期間が1.8カ月に対し、買入債務回転期間が1.4カ月と支払条件の方が短く、加えて棚卸資産回転期間が1.1カ月あるため運転資金約6億円程度を投入しての資金繰りとなっている様子がうかがえる。この資金需要は借入金を充当し対応しているが、回収面が安定していることから不安は少なく、同期末時点で手元現預金は月商の1.2カ月分を確保していることから有事の対応力も備えている。推定キャッシュフロー分析においても2期連続プラスを確保しているものとみられることから資金創出にも不安はなく、資金繰りに支障はないものとみられる。
資金調達力については、有利子負債の年間返済額約4,000万円に対し、近年の当期純利益、減価償却費などの状況から、返済原資として7,000万円超は安定して確保できる様子がうかがえることから、返済能力に不安はなく、必要時の追加資金調達は可能であろう。
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最近の動向と見通し |
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令和XX年3月期
通期目標
売上高 : 52億円( 5.0%増)
営業利益 : 1億円(32.0%増)
経常利益 : 9,000万円(64.0%増)
当期純利益: 5,000万円(72.0%増)
メーカーの生産再開の動きに合わせて、前期にも増して設備投資が活発化しているため、当社の各種工具の引き合いは堅調に推移しており、前期比微増収の推移が続いている。
損益面では、粗利益率横ばい、販管費微増推移ながら、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも増収効果により増益基調となっている。
今後は、帝国大学と共同開発しているタングステン不使用の超硬工具について、令和XX年秋頃試験的に販売を開始する予定である。
・セグメント別売上推移
□超硬工具
既存顧客からの入替需要、消耗品需要に支えられ、前期並みの推移を維持しており、当面こうした
推移が続く見込み。
□特殊鋼工具
邦人企業の海外生産拠点再開の動きに合わせて引き続き受注拡大傾向。
□不動産賃貸
入居率、家賃水準に変化はなく、前期並みの推移を維持する見込み。
・粗利益率
鋼材価格が高止まりの状況も、カスタム案件中心で比較的利幅が厚い特殊鋼工具受注の拡大により
前期並みを維持できる見通し。
・販管費
採用活動を強化するため係る費用の増加が見込まれるほか、賞与負担増もあり前期比微増となる見
込み。
・営業外損益
円安基調により、海外輸出案件で為替差益が発生、借入増による金利負担を吸収する見込み。
当社は超硬工具を中心に、企画・技術力には定評があり、自動車部品業界を主体に安定した営業基
盤が確立されていることや、財務体質も概ね健全であることなどを加味すると、当面の業態維持に
特に支障はないと思われる。
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