ビジネス講座

ビッグデータ分析の事例4 北海道の「食」関連産業の構造

水産食料品製造業は小規模、特定地域に立地する傾向

今回は、北海道の「食」に関連する産業の構造を明らかにします。北海道は、国内有数の食料生産地 であり、農業、水産業のみならず、食料品製造業に関連する産業も多く存在しています。また、近年は道や「食」に関係する機関を中心として、「食」産業の高付加価値化、販路拡大を目指す「食クラスター」の構築 が進んでいるほか、札幌市、江別市、帯広市、函館市が「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区(フード特区)」の認定を受けるなど、政策的にも食産業の拠点整備、市場開拓が進められています。

はじめに、食に関連する産業のうち、産業中分類「飲食料品・飼料製造」製造業を、「水産食料品以外」(以下、飲食料品製造(水産食料品製造業以外))と「水産食料品製造業」に分類して、両産業を比較しつつ産業の特徴を明らかにしてみました。また、その結果を踏まえ、食に関連する産業のうち、農業、漁業を取り上げ、両産業を比較しつつ産業の特徴を明らかにしました。



調査結果(水産食料品製造業と他の飲食料品製造業の違いが明らかに)

  1. 1 飲食料品製造業(水産食料品除く)は新しく都市部に立地する企業が多い。
    創業・設立年では、飲食料品製造業(水産食料品製造業除く)が、相対的に創業・設立年が新しく、立地地域でも、都市部に立地する傾向があった。
  2. 2 水産食料品製造業は小規模で、特定地域に立地する企業が多い。
    資本金規模、従業員規模等でみたときに、水産食料品製造業の方が相対的に小規模、また渡島、宗谷、オホーツク、根室など、水産業の拠点となっている地域に立地する傾向にあった。
  3. 3 飲食料品製造(水産食料品製造業除く)では、創業・設立年が相対的に新しいほど、売上高が増加している。
  4. 4 水産食料品製造業では、創業・設立年が相対的に新しいほど、売上高が増加している2000年以降の創業・設立に限られている。
    産業小分類別、主業別にみたときにも、飲食料品製造業(水産食料品製造業除く)では業種によって傾向が異なることが明らかになった。

詳細はPDFをご確認ください

調査結果(北海道における漁業と農業の違い)

  1. 1 北海道の農業は資本金1,000万円以下の企業が多い。一方、北海道の漁業は資本金1,000万円〜3,000万円未満の企業が多い。
  2. 2 創業年、設立年は漁業の方が、農業に比べ10年から20年程度早い。
  3. 3 売上高の増減においては、従業員数規模が5人以上の規模層で売上高が増加している企業の割合が高い。
    設立年が新しいほど売上高増加企業の割合が高い。
  4. 4 企業立地地域別では、売上高が増加している企業が多い地域とそうでない地域に分けることができた。

詳細はPDFをご確認ください

次の回を見る

お問い合わせ先

株式会社帝国データバンク データソリューション企画部
TEL:03-5775-1092 FAX:03-5775-3168

目次

帝国データバンクの膨大データベースと調査・分析ノウハウを活用してみませんか

ビジネス講座