ビジネス講座

ビッグデータ分析の事例2 医療機器メーカーのビッグデータ分析

購買方針から考えるマッチングと企業誘致

産業振興の方向性には、地域における企業の自律的発展の誘発と、企業間の相互刺激による強化・成長の支援という二つが考えられます。これからの産業振興において、大企業と地域企業との企業間取引を活性化するには、想定される相手企業の購買方針に沿った提案をするのが有効ではないかと考えられます。
そこで、本レポートでは、大手医療機器メーカー3社を例にとり、企業の仕入先を分類することでその企業の購買方針が見えてくることを明らかにしました。購買方針を把握することは、大企業と地域企業とのマッチングによる産業振興をはかる上での強力な手助けとなるでしょう。



調査結果

  1. 1 大手医療機器メーカー3社の一次仕入先に占める製造業者と卸売業者の割合は、製造業者が6割強と3社に共通した傾向がみられた。
  2. 2 大手医療機器メーカー3社のいずれについても、一次仕入先(製造業者に限定)全体の3割弱が大手医療メーカーの本社がある都道府県に立地している。
  3. 3 一次仕入先が大手医療機器メーカーの本社所在地域に多く存在することは言えても、地域分布全体については企業の個性が表れる。
  4. 4 同じ医療機器メーカーであっても、購買方針は決して同じではない。

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精密・医療機器分野における青森県と岐阜県の比較

次に、青森県と岐阜県の比較を通して、地域における企業の購買行動や取引構造の特徴を分析しました。



調査結果

  1. 1 青森県および岐阜県に本社所在地のある企業のうち、「精密・医療機械製造」業に分類される企業数は、青森県7社に対し岐阜県は14社と2倍であった。
  2. 2 企業1社あたりの一次取引先企業数および取引件数では仕入・販売ともに青森県が岐阜県を上回っているが、取引先の傾向には両県のあいだで違いが見られる。
  3. 3 青森県の場合、一次販売先は県外が圧倒的に多く、県内企業は全体の2%、逆に一次仕入先は21%が青森県内の企業となっている。
  4. 4 岐阜県の場合、一次販売先に占める県内企業の割合は8%、一次仕入先9%とほぼ同じ。
  5. 5 二次仕入先まで調査した結果、青森県は15社であるのに対し、岐阜県は76社とかなり多い。
  6. 6 青森県と岐阜県では、同じ精密・医療機器の分野でも、産業の取引構造に違いが見られる。

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