倒産速報記事

特殊精砿株式会社

元・ホテル経営
特別清算開始命令受ける
TDB企業コード:400274187

負債33億5600万円

「愛知」 特殊精砿(株)(資本金1億円、登記面=名古屋市守山区八剣2-1506、代表清算人中村典之氏)は、6月21日、名古屋地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、1972年(昭和47年)6月創業、77年(昭和52年)4月に設立。当初は採石業を主業としていたが、事業規模が縮小するのに伴い観光事業に参入。1990年代に入り長野県木曽郡内でドライブインや飲食店の経営に着手する一方、97年には採石跡地の有効活用も兼ねて大型投資を行って温泉ホテル「ホテル木曽路」を建設、以後同ホテルの営業を中心に展開してきた。

 リゾートタイプの同ホテルは地元では高い知名度を有し、2014年3月期には年収入高約15億6000万円を計上。しかし、従前の借入金負担が重く、新たな設備投資が難しかったうえ、同年9月に発生した御嶽山の噴火により集客面で影響を受けるなど、業績は伸び悩んでいた。こうした中、ホテル事業の抜本的な再生を目指し、2018年1月には会社分割を行いホテル事業を譲渡したうえで、株主総会の決議により3月31日に解散していた。

 負債は2017年3月期末時点で約33億5600万円が計上されているが、その後変動している可能性がある。

 なお、「ホテル木曽路」は現在、大江戸温泉物語グループ(株)(東京都中央区)のもとで8月のリニューアルオープンに向け準備が行われている。

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