倒産速報記事

株式会社サカエリズム楽器

オリジナルブランドのドラム「SAKAE Drums」製造
ジミー・チェンバレンやシシド・カフカなど有名プロミュージシャンが使用
債務整理を弁護士に一任
TDB企業コード:588006157

負債7億7200万円

「大阪」 2017年4月に実質的に事業を停止していた(株) サカエリズム楽器(資本金3000万円、大阪市東住吉区今川4−17−25、登記面=大阪市東住吉区今川4−21−27、代表中田栄藏氏)は、2018年5月1日に債務整理を大友道明弁護士(千葉県千葉市中央区本千葉町4−14内海ビル2階、大友法律事務所、電話043−221−4060)に一任していたことが判明した。債権債務の調査を行った後、今後の方針を決定する。

 当社は、1925年(大正14年)創業、74年(昭和49年)12月に法人改組した楽器製造業者。ドラムを主体にパーカッション・ティンパニーなどの製造を手掛け、一部タンバリン、バトンなども取り扱っていた。主力のドラムの製造販売は本社工場で行われており、ダイキャスト、ベニヤ板、樹脂、ステンレスなど金属製品を仕入れ、円形への加工、色付け、成形、音合わせを行うなど、鍍金加工工程以外は全て自社で行っていた。大手楽器メーカーや国内外の楽器卸業者に営業基盤を確立し、88年9月期には年売上高約14億6000万円を計上していた。メイドインジャパンにこだわり、ジミー・チェンバレンやエリック・ハーランドなど海外プロミュージシャンや国内でもシシド・カフカなど有名ドラマーが使用するなど、ドラムメーカーとして相応の知名度を獲得。2009年以降は、自社ブランド「SAKAE Drums」の製造販売に注力して海外代理店を主体に当社ブランドの浸透を図ってアメリカ進出を果たしていた。

 しかし、大手メーカーのOEM受注が大幅に減少したほか、海外での自社ブランドの販売が伸び悩んだことで売上高は漸減し、2016年9月期には年売上高約3億1300万円にまでダウン、収益面も低調に推移していた。この間、海外販売において一部債権回収が滞る事態が発生し、急速に資金繰りが悪化。このため、2015年には金融機関へリスケを要請し、経費削減に努めていたものの苦しい事業環境からは脱却できず、2017年3月には決済難に陥っていた。

 負債は2016年9月期末時点で約7億7200万円だが、大きく変動している可能性がある。

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