倒産速報記事

株式会社パネシス

兵庫県立美術館工事などに型枠納入
寛永3年(1626年)創業
事業停止、自己破産申請へ
TDB企業コード:570017698

負債3億円

「大阪」 (株)パネシス(資本金4600万円、岸和田市木材町17-5、代表貴多野秀史氏、従業員8名)は、4月23日に事業を停止し、事後処理を仲井敏治弁護士(大阪市中央区備後町2-4-9日本精化ビル8階、仲井敏治法律事務所、電話06-6208-3277)に一任した。今後、自己破産を申請する予定。

 当社は、1626年(寛永3年)に木材商大阪屋五兵衛として創業、1956年(昭和31年)2月に法人改組した老舗の工事用木製型枠製造業者。創業以来木材商を営んできたが、54年から松パネルの生産を開始し、型枠主体の業態に変更していた。特殊形状に対応した土木・建築工事向け型枠製造のほか木材・合板の卸も手がけ、高い加工技術を背景として兵庫県立美術館、淡路夢舞台会議場やホテル、京阪電鉄中之島新線など各工事に実績を持ち、ピークとなる96年2月期には年売上高約22億400万円を計上していた。

 しかし、住宅市況の低迷や公共工事削減に加え技術力の高い職人の流出なども重なって年商は縮小傾向で推移。物流パレット、ウッドデッキなど新商材の開発を進めて事態の打開に努めていた。その後も基礎杭打ちの偽装問題を背景としたマンション建設の遅れ、特殊型枠の需要縮小に伴い、2017年2月期の年売上高は約3億3700万円にまでダウン、2期連続で営業段階からの赤字計上を余儀なくされていた。

 多額の在庫を抱え、借入金の返済負担は重く厳しい資金繰りのなか、2017年1月には本店土地建物を売却。リストラにも取り組んでいたが、一部社員が独立するなど体制面での混乱も見られたことで業績低迷に歯止めが掛からず、資金繰りはひっ迫。事業の継続を断念し今回の事態となった。

 負債は約3億円。

倒産した企業の周辺では様々なニーズが生まれます。この機会を商売のチャンスに変えませんか?

倒産関連サービス

倒産情報