倒産速報記事

株式会社オーケー

食品スーパー「新鮮市場」の元・経営会社
特別清算開始決定受ける
TDB企業コード:830276021

「大分」 (株)オーケー(資本金5000万円、大分市高崎3-1-25、代表清算人大城英男氏)は5月8日、大分地裁より特別清算開始決定を受けた。

 当社は、1989年(平成元年)7月に酒類小売を目的に設立した。後に一時、不動産賃貸業へ業種転換したが、2014年1月にグループ企業の旧・(株)オーケーおよび(有)ビッグライフを吸収合併し、食品スーパー経営業者へ業態を再転換。同時に(株)ゼロワンから(株)オーケーへ商号変更した。

 グループの中核だった旧・(株)オーケーは1978年(昭和53年)1月に創業、80年(昭和55年)3月に法人改組した。主に大分県内において生鮮食料品を中心とする食品スーパーマーケットを展開。当初はミニスーパー型店舗で店舗網を拡大しピーク時には62店舗を経営。また、中・大型店舗「新鮮市場」の展開へとシフトしたことで、年売上高は98年5月期に100億円を突破。ピーク時の2009年5月期には年売上高約184億9000万円を計上しており、地場業界上位クラスの企業に成長した。

 しかし、ホームセンターやドラッグストア、コンビニエンスストアなど業態の垣根を超えた競争激化から2013年5月期の年売上高は約160億700万円にまでダウン。相次ぐ出店にともなうグループ全体の有利子負債が多額に上るなか、借入金の返済猶予措置を受けていた。その後、従業員給与を含む固定費削減のほか、不採算店舗の閉鎖、テナント賃料引き上げ、グループ再編などで立て直しを図っていた。

 そうしたなか、2016年3月に(株)リテールパートナーズ(東証二部)との間で、(株)地域経済活性化支援機構(REVIC)の支援を受けて当社事業の大半を会社分割により承継させることで合意。同年6月には別途設立した(株)新鮮マーケットへ事業を分割譲渡のうえ、分割対象外となった店舗を閉鎖し、不動産賃貸業へ業態変更していたが、同年11月に本店不動産を売却するなど所有する賃貸不動産の処分を進め、2017年3月20日開催の株主総会決議により解散していた。

 負債は現在調査中だが、30億円を超える見通し。

 なお、スーパー「新鮮市場」は分割会社の下、現在も営業を続けている。

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