レポート

神戸マリンホテルズ株式会社

2013/06/19

TDB企業コード:530087071 兵庫県神戸市垂水区 「舞子ビラ」運営の第三セクター 特別清算を申請 負債31億円

「兵庫」 「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」を運営する神戸市の第三セクター、神戸マリンホテルズ(株)(資本金5億8000万円、神戸市垂水区東舞子町18-11、代表清算人木原勇氏)は、6月17日に神戸地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は中原和之弁護士(神戸市中央区相生町4-6-1、電話078-362-5558)ほか。

 当社は、1977年(昭和52年)6月、当時神戸市民生協が運営受託していた神戸タワーサイドホテルの運営を当社が受託するにあたって、神戸市や神戸市民協同組合のほか金融機関、メーカーなどの出資によって設立されたもので、93年3月期には年収入高約19億300万円を計上。

 一方、当時の神戸市民生協が運営していた舞子ビラ事業については、95年の阪神・淡路大震災後の震災復興の事業コンペによって、金融機関団の提案する土地信託方式を導入し、本館の建て替えや別館の増改築を実施。同時に舞子ビラ事業を当社に移管していた。

 2001年3月期には年収入高約57億9900万円を計上していたが、約3億900万円の赤字を計上するなど業績不振が続いていた。この間、賃料の減額を実施していたものの事態は好転せず、神戸市からの融資を受けるほか人員整理などさらにリストラを行ったが、景気低迷や競争激化などの要因もあって再建を果たせなかった。2002年3月には神戸タワーサイドホテルの運営から撤退し、以降は舞子ビラのみの運営となったため、年収入高は40億円台に落ち込み、さらに2010年3月期以降は30億円台と低迷。2011年3月期の年収入高は約34億7400万円にとどまり、約5億5000万円の当期損失を計上していた。

 このような状況から神戸市が設置した「舞子ビラ事業のあり方検討委員会」の提言を受けて見直しを進めるなかで、最終的に事業譲渡を決定。承継事業者を公募し、選定された明治海運(株)100%出資のサフィールリゾート(株)に4月1日事業を譲渡。この間、3月18日の株主総会で6月14日付の解散を決議していた。

 負債は、神戸市からの借入金約26億円、借入金の遅延損害金約4億5780万円など約31億円。