レポート

廣田石油株式会社

2008/11/04

TDB企業コード:370048714 富山県高岡市 ガソリンスタンド、石油卸 民事再生法の適用を申請 負債35億円

「富山」 廣田石油(株)(資本金5000万円、高岡市赤祖父754、代表廣田裕一氏、従業員80名)は10月31日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は鈴木学弁護士(東京都港区赤坂1-12-32、西村あさひ法律事務所、電話03-5562-8500)。

 当社は1896年(明治29年)に創業、61年(昭和36年)12月に法人改組したガソリンスタンド、石油卸業者である。創業以来100年以上の業歴を有する老舗企業であり、高岡市を主体に富山市、魚津市と一部県外への販路も拡大し、90年には射水市に整備工場を建設。近年は直営給油所13カ所に関連企業による3カ所の給油所を加え、県内トップクラスの業容を誇り、業績面では、長年の業歴と高岡地区の大手企業、官公庁への卸売りを加え、最盛期となった83年7月期の年売上高は約144億5300万円を計上していた。

 しかし、積極的な店舗展開による金融負担に近年のセルフスタンド化による新たな設備投資が加わり、収益性を圧迫していた。さらに、原油価格急騰による販売価格への転嫁が進まず、収益性の極端な悪化から大手元売りによる多面的な支援を得て経営再建を目指していたが、遂に支え切れず今回の措置となった。

 負債は金融債務を含め約35億円と見込まれる。

 なお、2008年11月6日午後3時から富山県産業創造センター「高岡テクノドーム」で債権者説明会が開かれる。