レポート

勝村建設株式会社

2008/10/30

TDB企業コード:989261988 東京都台東区 土木建築工事 営業休止、事後処理を弁護士に一任

「東京」 勝村建設(株)(資本金3億円、台東区浅草橋4-19-8、代表山田一二氏ほか1名、従業員198名)は、10月30日付で営業を休止し、事後処理を田中信人弁護士(豊島区西池袋3-21-13、電話03-5979-0121)に一任した。

 当社は、2005年9月29日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した東証1部上場の勝村建設(株)(現・KC(株)(東京都台東区))が、スポンサーからの支援の下、新設分割により2006年7月に設立。同社の建設事業の受け皿会社として、商業ビルやマンション、公共施設などの建築工事を主体に、道路基礎工事やダム工事などの土木工事、不動産開発事業などを展開していた。

 2007年4月にはファンド運営会社が当社を買収したものの、同社の動向を懸念する声が相次ぎ、資金調達が困難となる状況に陥った。こうしたなか、2007年6月と8月に取引先に対して支払い延期を要請したが、新たにスポンサー候補先と交渉を進め、2007年9月には新スポンサーが決定。2007年9月期の年売上高は約199億3200万円をあげ、再建へ向けた施策を進めていた。

 しかし近時は、(株)エフ・イー・シー(2008年9月、民事再生法、東京都)などの取引先に対して多額の焦げ付きや未収金が発生し、資金繰りが急速に悪化。9月以降、数回にわたり支払い延期要請を行っていた。この間、資金調達を実施すべく親会社のグループ会社に対し資金支援を要請していたが、交渉が決裂し、金融機関からの資金支援も得られず、10月31日の支払いが困難となった。

 負債は2007年9月末時点で約80億400万円。