レポート

株式会社柿本石油

2008/10/07

TDB企業コード:120099685 青森県青森市 ガソリンスタンド経営 自己破産申請へ 負債68億7000万円

「青森」 (株)柿本石油(資本金1800万円、青森市南佃1-5-5、代表柿本和夫氏)は、10月5日に事業を停止し、事後処理を菊池至弁護士(青森市長島2-10-4、電話017-775-3381)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は1972年(昭和47年)8月に設立。灯油を主体にガソリンなど各種燃料の小売りのほか、コンビニエンスストア、フィットネスクラブ、コインランドリーの運営も手がけていた。JOMO系列のガソリンスタンドの運営を行ってきたが、近年はセルフスタンドの出店を積極的に展開、青森県24店舗、岩手県1店舗の計25店舗のガソリンスタンドを運営していた。また、灯油宅配業務については、安売り業者として相応の知名度を有していた。積極的な出店、原油価格の高騰などで売上高は増加をたどり、2003年7月期に約30億8600万円だった年売上高は2007年7月期には約95億9300万円まで増加。その後も原油価格高騰が続いたことに加え、セルフスタンドの出店を進めたことで、2008年7月期には年売上高約152億円を計上していた。

 この間、今年3月にはガソリン価格の暫定税率廃止を待たず、全国に先駆けてガソリン価格の値下げを実施したことがマスコミにも取り上げられるなど話題を呼んでいたが、出店に係る経費の大半を借入金に依存した形となっていたほか、廉価販売が主体となっていたことで採算性は低く、過大な借入金が資金繰りを圧迫していた。8月には支払い遅延などにより、主力仕入先からの供給がストップ、資金調達も限界に達し、事業継続を断念した。

 負債は2008年7月期末時点で約68億7000万円。